脳神経内科について
脳神経内科というのは聞き慣れない言葉かもしれませんし、聞いたことはあってもいったい何を診る科だろうと思っておられる方も多いかもしれません。
一口に内科といっても守備範囲が広く、その中には、心臓をみる循環器内科、胃腸や肝臓・膵臓などをみる消化器内科などいくつもの専門分野があることはご存じでしょう。
脳神経内科は、脳や脊髄、末梢神経、筋肉などの脳神経系の内科的な病気をみるのが仕事です。脳神経系とは、大脳、小脳、脳幹、脊髄、末梢神経、筋肉などが含まれます。そう聞くと、随分、限られた病気だけを対象としているかと思われがちですが、決してそうではありません。脳神経系が異常をきたすといろいろな困った症状がでてきます。
以下のような症状があるかたはご相談ください。
- 物忘れ、日常的なことが徐々にできなくなってきた
・さっきのことを憶えていない ・日付を憶えられない ・買い物ができていない
・ものを無くしたら他人のせいにする など - 頭が痛い
・以前から頭痛に悩まされている ・頭痛の頻度が増えてきた など - めまい
・周囲が回る ・ふわふわする ・血の気がひくような感じ - 体が勝手に動く
・手足のふるえ ・顔面のぴくつき ・頸が曲がる など - 歩きにくい、または歩けない
・足が出にくい ・足を引きずる ・歩くとふらつく など - 力が入らない
・手足の力が入らない、顔面の筋肉がゆるむ - 言葉がおかしい
・ろれつがまわっていない ・言いたい言葉がでない ・聞いたことが理解できない - 食べ物が飲み込みにくい
・食べるとむせる ・よく咳や痰がでる - ボーッとしている
・いつもボーッとして反応が鈍い ・一時的に気を失ったことがある - けいれん
・手足のけいれん ・ひきつけ ・おかしな行動をとる - ものが見えにくい
・二重にみえる ・右端または左端のものが見えにくい など